ロマンティック街道

ロマンティック街道とは、ドイツでは「観光街道」に指定されている道路の一つで、ヴュルツブルクからフュッセンまでの366kmの街道ルートで、ドイツ観光の大定番スポットです。
元々1本の道として発展したわけではなく、ほぼ直線上に連なった一本の道上に観光地が点在しており、続けて観光するのに便利なようにつなげられたものです。
366kmと長いそのルート上は北部の大草原は今なお残る中世の街並みが楽しめ、南部のドイツアルプスのふもとは古城や教会が佇むスポットとして楽しむことができます。
中世の色濃く残る街では祭りの時期には民族衣装でパレードが行われ、今なおその伝統が受け継がれています。

ロマンティック街道沿いに点在する主な観光地は全部で9つあり、その特色をまとめました。(北から南の順です)

(1)ヴュルツブルグ
8世紀から大司教の街として栄え、18世紀に建設された大司教の住居・宮殿レジデンツは世界遺産に登録されており、モーツアルト音楽祭が開かれます。
(2)ローテンブルク
「ロマンティック街道の宝石」「中世の宝石箱」などと称えられ、中世自由都市の面影を残す美しい街並みを誇ります。
(3)ディンケルスビュール
ローテンブルク同様、中世の面影を無傷で残した街です。ディンケルスビュールの方が小規模ですが、より中世を感じることができます。
(4)ネルトリンゲン
全長約4km、屋根付きの城壁で囲まれた歴史的にも貴重な街です。中世の環状の市壁がほぼ完全に保存されており、聖ゲオルク教会の尖塔は街のシンボルです。
(5)アウグスブルグ
紀元前15世紀にさかのぼるドイツ最古の街で名の起源はアウグストゥスです。ロマンティック街道の中心的都市で、モーツアルトの生家があります。
(6)ヴィース教会
世界遺産に指定された牧場の中に建つ「牧場の奇跡」と呼ばれる教会です。外見は簡素ながら、内装は壮麗なロココ様式です。
(7)フュッセン
アルプス山麓の森と湖に囲まれた美しい街です。バイオリンの製造地として有名です。
(8)ホーエンシュバンガウ城
バイエルン王ルートヴィヒ2世が幼少期を過ごした城です。この城のあるシュバンガウはワーグナーのオペラ「ローエングリン」で有名な白鳥伝説ゆかりの地で、ルートヴィヒ2世はこの城でワーグナーと接見しています。
(9)ノイシュヴァンシュタイン城
ルートヴィヒ2世により19世紀に建てた白亜の白鳥城です。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとなった城として有名で、内部を見学することのできる人気の観光地です。